• 2008.8.27
  • 北京オリンピック3 はコメントを受け付けていません。

北京オリンピック3

以前に北京オリンピックについて
「北京でオリンピックを開くことがブラックジョーク」
と書いたが、やはりそのようだったかな。
今回のオリンピックで中国共産党には2つの目的があった。
一つは、共産党(の一党支配)と国威を世界に認めさせる。
2つ目には国民の意識の高揚。
2つ目は見事に成功したようだが、1つ目は開催前に失敗した。
ウィグル自治区でのテロの報道を見れば、
あの異様さがわかったはずだ。
中国という国があの漢民族とは似つかない
顔かたちの民族の独立を妨げ、強引に自国としていることが。
また国外の聖火リレーにおいてはご存知の通り、
かつて例を見ない信じられない光景が報道された。
聖火を守らないといけないなんて、いったい何なの?
外国メディアに対する報道規制は、この国が一党独裁である
開かれてない国であると言うことを
あらためて世界の人々に知らしめた。
また、オリンピック開催中も、人権抑圧は継続されていた。
しかしま~、いろんな記事を読むと出てくる出てくる。
今回のオリンピックへの思い入れが強すぎて、
開会式での3つの「嘘」がばれてしまったことは、
傍目から見てこっけいに思える。
その①
鳥の巣に向かう巨人の足が最後の一足以外はCGだったこと。
これに関して、中国国内のネットでは
「効果がよければよいではないかというものでもない。
しかしやはり、中国は国家ぐるみの偽造大国になったことを
全世界に知らしめた」として政府を非難する書き込みが激増したらしい。
もちろん共産党を誹謗することはご法度の、言論の自由がない国である。
政府によって記事やサイトは削除されたり、アクセスを遮断された
ことは言うまでもない。
その②
開会式で「歌唱祖国」を歌った愛らしい9歳の林妙可という女の子は
実際には歌っておらず、揚沛宜という7歳の女の子が歌ったものを流し、
林妙可はいわゆる「口パク」をやっていたらしい。
全土から容貌が美しい、歌唱力のある少女を集め人選を行ったのだが、
最も歌のうまかった揚沛宜は「長相」(顔立ち)が今一つで、
最も美しかった林妙可は歌がそれほどうまくなかった。
そこで本番では口パクをやらせる判断が、中国政府最高指導層の政治局員を交えた話し合いで決定されたとか。
これは開幕式音楽総監督の陳氏がインタビューで、うっかりなのか
故意に(政府の決定に反発してか?)なのか分からないが、
事実をもらしてしまった。
しかも「揚沛宜が落選したのは、対外的形象を考慮したからであり、
これは国家の利益のためである」と決定理由をばらしてしまったのだ。
中国財経網では「オリンピックの二人羽織」と言うタイトルで酷評している。
「オリンピックの開幕式の舞台で、国家の利益の名において出現した
赤裸々な假唱(口パク)行為こそは、まさにオリンピック精神に反している」
これまたネットでは非難轟々。
「100年待った中華民族の誇りは、こんな虚像によって実現されたのか」
「なぜもっと真実味のある中国の力を見せなかったのか。
これでは逆効果になり、中国は信用と真実性を失うために
オリンピックを開催したことになるではないか」
このような書き込みがわんさかあったらしい。
中国当局の処置はすばやく、これまたネットを封鎖、削除してしまった。
とにかく共産党の悪口はあっという間に闇に葬られる。
その③
56の民族の子供達が、大きな五星紅旗を持って入場した。
プログラムの紹介には「56の民族から来た児童たちが・・・」
実際はすべて漢民族の子供達がそれぞれの民族服を
着ただけだったことを、中央電視台銀河少年芸術団の
袁副団長がばらしてしまった。
これに関しては国内ではあまりバッシングされなかったらしい。
なぜなら56の民族のうち9割を漢民族が占め、残りの1割が
55の小民族によって占められているから。
今回のオリンピックを米紙ワシントン・ポスト(電子版)は
「中国は五輪招致の際、表現の自由拡大や人権問題の改善を約束した。
我々は今、その約束がウソだったことを知った」。
と、「獄中の五輪」と題した社説で、人権や報道・言論の自由に対する
中国政府の対応をこう批判し、「中国は『弾圧』でも金メダルを取った」
と厳しい調子で非難している。
おまけに・・・北京五輪開催に合わせて市民には
「正しいマナー普及読本」なるものが配布され
市民に上品な立ち振る舞いを求め、
知っておくべき外国の風俗習慣を紹介している。
その中ではなんと
「公共の場にはパジャマにサンダル履きの格好で出入りしない」
北京て温泉街なの?どてらに草履のいでたちでもあるまいし、
まさか大都会の市民にそんなことを注意しないといけないのか?
「黒革靴には白いソックスははかない」
う~む、これは日本のガッツサラリーマンにもいるぞ。
確かに違和感を感じる格好ではあるが、個人の自由のような気がする。
どこからかアグネスの歌が聞こえてきそうだぞ。
♪白い~靴下~もう似合わないでしょう~♪(古~い)
「年配の女性はヒールがあまり高くない靴を選ぶべき」
ふ~む、転んで怪我をして救急車にお世話にならないようにか?
オバアチャンを心配するより、五輪中は手間をかけさせるなと言ってるような。
これと靴下は「もうほっといてくれ!と言われそうだな。
以上のようなものをはじめ多岐に亘ってあるそうな。
そして中国「4つの悪習」なるものが五輪開催中に
厳しく取り締まらなくてはいけないことと認定された。
①所構わぬ痰はき
②順番を守らぬ割り込み
③気ままな喫煙
④罵倒語
一国の首都でこのような注意をわざわざ冊子を作ってまで
市民に注意しないといけないなんて・・・。
う~む、まさに幼稚園の年長さんに礼儀を教えている感覚。
本当にこれが真実なのだろうか。 
中国で五輪開催をするということがブラックジョークで、、
市民に対してのお上からのお達しはジョークそのものと言えよう。
中国の良識ある国民の手によって、
共産党独裁が崩壊する日が来るのが、
もしかすると案外近いのかもしれない。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のコメント

ページ上部へ戻る