• 2008.8.29
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北京オリンピック4

オリンピックと言うより、メディアの姿勢というかな・・・。
いまやマスコミ、特にTVは視聴率欲しさに
低俗なバラエティーを垂れ流し、国民のレベルダウンに
大きく貢献しているのは周知の事実。
またその報道のあり方、姿勢にも疑問符がつく。
北京オリンピックの報道は?
一つ言わせてもらうと・・・前回のアテネのあとに、
塾内のニュースレターで北島選手の「チョー気持ちいい」
に私は良くない意味で言及したが、
今回彼に「チョー気持ちいい」をどうしても言わせたかった
インタビュワーにはあきれてしまった。
さて、以下は産経ニュースより
自局記者らが中国の武装警察に暴行拘束されたと報じた
「ニュース・ゼロ」(日テレ)で村尾キャスターは
「中国にオリンピックを開催する資格があるのか」と厳しく問うた。
民放はもちろん、NHKすら明言しない骨太の正論である。

思わず拍手喝采したその直後、番組はスポーツコーナーへ。
女子アナが五輪関連のニュースを笑顔で伝え、
せっかくのコメントを帳消しにした。

さらに村尾キャスターは五輪開催にあわせ訪中、
開会式を現地から華々しく伝えた。
自ら語った正論は、どこへ行ったのか。

他方、TBSの「ニュース23」は開会式の光景に加え、
中国当局の異様な「厳戒体制」を紹介。
「国境なき記者団」や各国の「相次ぐ抗議」、「チベットに自由を」
と叫ぶ声、多数のウィグル人やチベット人が拘束された事実も報じた。
米大統領が「海外のオリンピックに参加したのは初めて」
と敷衍(ふえん)するなどジャーナリズムの見識を強く滲ませた。

加えて、この機に乗じた「ロシア軍のグルジア侵攻にも時間を割いた。
その内容もタス通信のごとく「ロシア軍を巻き込んで激しい戦闘に」
と報じた「ニュース・ゼロ」と一線を画した。

最悪の報道はNHK。
ニュース枠まで取り払い、中国共産党の国威発揚を延々垂れ流しただけ。
各国選手団入場に際し、ミャンマー軍事政権を批判し、
北朝鮮には口を閉ざした。正体不明の報道姿勢である。

この日、NHKは公共放送の座をTBSに譲り渡した。
「最悪の報道はNHK」と断じたが、閉会式はどうだったか。
やはりNHKだけが2時間以上も中国共産党の国威発揚を延々垂れ流した。

女性アナウンサーが「華やかですね」「すごいですね」と礼賛。
男性アナは「閉会式は中国55の少数民族の多様な文化を
表現するのもテーマ」と解説、「無事に終わろうとしています」と語った。
当日の「海外ネットワーク」も「北京ではオリンピックに刺激された人たちの
スポーツ熱が高まっています。
おじいさんの卓球もいつもと気合が違います」と報じた。
なんともお気楽な報道だ。

NHKは知らないのか。
北京政府が五輪開催中も「少数民族」を弾圧したことを。
「華やかな」イベントの影で冷酷な報道規制が敷かれたことを。
北京五輪は「無事」終了したのではない。
中国当局が力ずくで抑え込んだのだ。

期間中、総合テレビのニュースは五輪宣伝番組と化した。
教育テレビも中継に供された。
ふだん海外放送局のニュースを伝える「BS1」も五輪中継で占拠。
結果、欧米メディアの五輪批判報道は閉ざされた。

加えて連日の甲子園中継。
NHKは視聴者から「知る権利」と受信料を収奪。
それらを恭しく関係当局に献上した。

他方、英国は王室以下、官民挙げて中国を批判。
メディアも「偽装五輪」などと断罪した。
日英の溝は深い。
NHKは背伸びしてもBBSに追いつけまい。
なるほどね、NHKは受信料の自動引き落としを
TVでさかんに催促するわけだ。

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