• 2006.12.23
  • 特別授業 はコメントを受け付けていません。

特別授業

 昨日至誠館で、今学期最後の授業を生徒にニュース作文をかかせ、それを私が掘り下げて解説するという特別授業を行った。
生徒が書いた作文はだいたい予想通りの内容だった。
内容を見れば生徒がしっかりニュースを見ているかどうかはわかる。
 今回中2のTさんは北朝鮮問題について書いたが、
昨年彼女の作文を読んだときに、内容の深さに私はおや?
と思い、懇談会でお母さんに聞くと、やはり親子で時事問題
について話し合う機会があるとのことだった。
今回彼女は韓国の太陽政策をはじめとする、
各国の援助が国民を救済するところには使われず、
核開発をはじめとする軍事的な面ばかりに使われていることを中心に、北朝鮮首脳の姿勢を批判した。
さて、今回の作文の題と私の解説を簡単にまとめてみた。

 その1-日本の人口減少問題 
原因の一つである女性の婚期が遅くなっていることを、
私が若い頃は女性の婚期はクリスマスケーキに例えられていたという冗談話(24日&才を過ぎると売れない)を皮切りに、
人口減少による年金負担問題…それから飛躍して
バブル崩壊後の株式市場での政府のいらぬPKO
(price keep operation)によって年金ほかの
多額の資金が宙に消えたことなど。
 
 その2-6カ国協議&北朝鮮問題 
金独裁帝国では、今話をしているこのときでさえ、
子供たちが餓死していること。
この寒い冬に通電時間が2時間くらいしかないこと。
万一の事があった場合、なぜ岐阜は危ないかの自説。
日本に生まれ、今現在親元で何不自由なく生活できること
を感謝しなければならないと言うこと。
外交の話が飛躍して、今までいかに外交官が外国で
ろくな仕事もせずに優雅に暮らしてきたかということ。
そしてしこたま金を(我々の税金)貯めこんで帰国するという話など。
かつての北京への異常なまでの弱腰外交と、
無駄なODA(中国をはじめとする)とその結果。
 
 その3-ノロウィルス 
私にはさっぱりわからないので、とにかく受験生は気をつけること。
 
 その4-ホームレス殺人事件 
一人だったら彼らは殺人などできなかったはず。
赤信号みんなでわたれば怖くない、ではないが集団心理の怖さ。
例え99人が黒だと言っても、白だと思えば
たとえ自分一人でも白だと言える勇気を持つこと。
そしてもしそれが誤りだったら、
すぐにそれを認める勇気をも持つこと。
自分の心の中に少しでも「おかしい」「何かしっくりこない」と感じたならば、それは自分の奥底で危険信号を発しているのだから、
その信号に従ってみること、など。

 その5-復党問題 
これを書いた中3の女子生徒は、岐阜のお姫様の
復党の背景を痛烈に批判していた。
また彼女が復党した後のライバル議員Sの発言も批判していた。
私も全くこの生徒の言い分どおり。
中学生がこれだけ疑問に思い書くのだから、
大人はみなもっとしっかり考えるべし。
そして国会議員の仕事とは何か、
そして現実にはどうなっているのか。
国民全体の奉仕者であるべきはずが、
一部の利益の奉仕者となっている現実。
またその癒着と汚職の構造について
前回のブログに書いたことを中心に解説。
それから飛躍して知事の談合汚職から、
私が16、7年前に現実にこの耳で本人から聞いた、
某市の建築会社幹部とその市長の談合汚職の実態を説明。

 その6-カンニング竹山の相方の死 
これは想定外だった。
私の年代だと青島幸男とか岸田今日子になるんだろう。
中2の男子生徒が書いてくれたが、私はエンタの神様などで
彼を見ていたが、最初は生理的に彼が嫌いだった。
漫才も面白いとは思わなかった。
しかし相方が入院して一人でTV出演する彼を見ているうちに、だんだんとなぜか嫌いではなくなった。
どこまでもスタイルを変えない竹山氏に共感を覚えたのかもしれない。
さて、私は知らなかったが、生徒の作文によると彼はこの2年間、相方にずっと自分の稼ぎの半分を渡していたという。
「相方は、親友でもあり、戦友でもあり、そして夫婦みたいなものだった」とか。わたしはこの手の話に弱い。
明日から彼のファンになるかもしれない?(笑)

 その7-いじめ&自殺問題
これに関して学校の対応は瑞浪市の自殺事件で、
あの校長の言動を見ればよくわかったと思う。
生徒のことより自分の保身に四苦八苦。
いずれこの問題について書くかもしれない。
 さて自殺に関して私が生徒に一番いいたかったことは、
一番の親不孝は、親より先に子供が逝ってしまう事。
子供の葬儀をしないといけない親の悲しみほど
この世で深いものはないということ。
何人かの生徒には冗談半分で以下のような話をしたことがある。
「タイタニック」のクライマックスシーン(デカプリオが自分を犠牲にして彼女を助ける)を引き合いに出して、君とお母さんがあの場面なら
「○○、お母さんは生きたい!死んでおくれ~」と君を蹴飛ばして、
木片にしがみついているだろうか?と。
何人かの生徒はげらげら笑って「うちのお母さんなら、やりかねん」とジョークを返すものもいたが…。
私は言う、親は必ず君たちを助けるために死んでいく。
そんな親の気持ちが今の君たちにはまだ分からないかもしれない。
私自身も親の立場になって初めてわかった。
24,5年前に島根医科大で日本で始めて親子間での
生体肝移植が行われたときのとき、その父親の気持ちが
当時の私にはまだ分からなかった事など。
子供を思う親の気持ちは紛れもない真実であること。
 
 そして最後に、この春の彼岸に育真館の教室で
自分のご先祖様のことについてふと考えたこと。
人間はなぜ生まれてきたか。なぜ今この世に存在しているのか。
その理由と意義。
そして人としての人生の究極の目的とは何か?
私はそれは「心、豊かに生きること」だと思っている。
簡単に言うならば、今の自分の生き方に、
今までの自分に納得しているか?ということ。
もっと平たく言えば一生懸命頑張れたか?
その結果心がスッキリしているか?ということ。
部活でもしかり、試験勉強でもしかり。
自分の行動に満足しているか?納得しているか?
それを常に自分に問いながら生きていくことが大切だ、                 と今学期最後の特別授業を締めくくった。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のコメント

ページ上部へ戻る