理科実験授業

私は小・中学生時代、体育と理科の授業だけは好きだった。
いや、理科の実験の授業と言ったほうがいいだろう。
きっかけは5年生のときに赴任してきた袋瀬先生。
何をやるにも型破り。
確か本当は線香の煙で箱の中を充満させ、
懐中電灯照らし、光の進み方を見る実験だったと思う。
「線香の煙なんかじゃ間に合わん。
本当はみんなの前では良くないのだが、タバコの煙で実験する」
と言ってタバコをすって、プファ~と箱の中に
大量の煙を充満させた。
確かに光は白い煙で充満した箱の中でハッキリ見えた。
そしてよく聞いたのが
「教科書には載ってないのだが」
「中学でやることなんだが」というセリフ。
つまり教科書で習わないことまでやってたということ。
みんなワクワクしていた。
他の小学校ではやらない実験をやってたのだから。
天気の授業のとき、僕は友達としゃべっていた。
「山田、そこで天気はどうかわった?」と、突然当てられた。
友人と話をしながらも、先生の声はデカイので
「風が南の方向に変わった」という声が耳に入っていた。
きっとそれまで晴れていたはずだから、
雨になる前の曇りかな?と思い
「曇りです」
「ん~、じゃなくて」
「はい、雨です」
となんとか怒られずに切り抜けた記憶がある。
僕らが小学生のときに習った天気の授業は
今では中学2年生で習っている。
さて今回の実験授業は「月の満ち欠け
教材を作るのに30分以上かかった。
私は生徒に「理科と図工の時間だな」と。
しかし、この実験教材、よくできている。
 理科実験2.JPG
新月から満月、そして・・・。
これは分かりやすい。
教室の蛍光灯を消して、ライトに浮かび上がる
月の様子を調べていく。
今回月の満ち欠けだけではなく
最初から「内惑星」のことを解説しようと思っていた。
そして実験を終了した後、この教材を使って
金星(内惑星)についての解説をした。
内惑星がなぜ明け方と日暮れにしか見えないのか。
夜中に見えないのはどういう理由からか。
見えるときの形はどのようなものか。
どの方角に見えるのか。
これは中3で習うことだ。
青山中2年のTさん
「だから宵の明星、明けの明星と言うんですね!」
と納得の表情。
長良西小6年のO君「スッゲー、俺中3のこと習ったの?」
かつて私の記憶に強烈に残る実験授業を袋瀬先生がしてくれたが、
私も生徒達に、今の私の年になっても忘れられない授業をしたい
・・・と強く思う。
参加してくれた生徒達ありがとうな。
P1000756.JPG
実験をする伊奈波中1年S君

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コメント

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  • コメント (2)
    • まさと
    • 2012年 9月 01日

    月の満ち欠けの教材は、どちらのものですか?オリジナルですか?

    • やまだ
    • 2012年 9月 05日

    お尋ねの件ですが、京都の理科実験の教材を扱う会社のものを使いました。

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