• 2006.11.6
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第1回歴史探訪「古墳編」

歴史探訪は今年新設した小学生の特別クラス「英駿」
の年間イベントの一つだ。
 
「英駿」は公立トップクラスの高校、私立高校の特待生
を狙ったコースであるが、偏差値さえ高くなればそれでいい、
というコースではなく文武両道を目指すコースだ。
といって1日に何時間もの勉強をさせない。
世の中の問題点、世界の動き、を小学生時代から
知ってもらうため、サンデープロジェクトを見ることを課題にし、
毎月最終授業日にはその感想文を宿題に出している。
また分からないことを、お父さんお母さんに聞くなどして、
親子の対話をしてもらっている。
今までに「北朝鮮問題」「税金の浪費問題」「選挙」
などなど書いてくれたが、難しいのか経済問題の
作文は少なめである。
 
今年は都合で実施できなかったが、自然と親しむイベントでは
日本海での烏賊の夜釣りなども来年は実施する予定だ。
今年は年明けに大人の世界を見る、知るイベントとして、
企業経営者とのディスカッションを予定している。
決して頭でっかちの子供だけは作りたくない。
バランスのとれた私の思うところのエリート育成コースである。
 
さて、4日朝9時に至誠館の前を出発。
名神高速を一路大阪は堺市へ。

豊中から阪神高速空港線に乗り換え、
高速道路は大阪のど真ん中のオフィス街のビルの間を通っていく。
子供たちは大阪の街を見て「岐阜とは全然違うんやな~」
「夜は人住んどるの?」「高速道路がすごいな~」
とか興味深々に質問。
私はいつもの調子で、岐阜の交通アクセスの不便さと
岐阜の街が発展しないわけを政治的見地から解説していた。

さて目指すは大仙古墳、というより仁徳天皇陵
といったほうがわかりやすいかな。
日本最大の前方後円墳だ。

            z1.JPG              
周りを歩くだけで50分近くかかるという。
時間の関係もあり、車で一周してみたがさすがに大きい。
しかし、周りから見るには、ただの公園の森のようだった。
 
続いて奈良は明日香村をめざす。
いよいよ「ミステリー浪漫・明日香2006」の始まりだ。
奈良盆地南端を走ると、山々が重なる独特の風景が目に付く。
いかにも古(いにしえ)の都という趣が増していく。
まずは高松塚古墳。
連休と言うこともあってか、レンタサイクルで
古墳めぐりをする人の姿が多い

そういえば、このブログの最初に書いたのが、
高松塚古墳の壁画のことだったな。
円墳は足場を組んで周りを養生され、
全く古墳の様子がわからない。

 z3.JPG  z4.JPG
資料館でやっと発掘当初の情景が分かり、
壁画やその円墳の全景を知る。
当時の人々の衣服の鮮やかな色使いに、子供たちは
「大阪の派手なおばちゃんよりも、派手かも知れんな?」

 
続いてキトラ古墳へ向かう。
案内の標が見えにくくて行き過ぎてしまい、
近くのおっちゃんに場所を聞くと、
「期待していくとがっかりするよ」と言われた。
そう言われると逆に見たくなるのが人情?
現地について目が点になった。
高松塚古墳の養生どころではない。
また見学者が誰もいない。
我々の後に来た人も、車から降りて「これが古墳か?」
と言うような顔をして、すぐに来た道へ引き返す。
             
私は思わず「う~ん、これはダムの建設現場の事務所だな」
「キトラ古墳」との小さな掛け看板?がなければ
誰も古墳の発掘現場だとわからないだろうな。

  z6.JPG   z5.JPG
おっちゃんの忠告が身にしみてわかった。
 
そして石舞台古墳へ向かう。
お~、写真で見るのと全く同じだ。
地下の玄室も入れるようになっていた。
さすがに観光バス&見学者の数が多い。

     z7.JPG  z8.JPG
 
最後に石舞台古墳近くの板蓋宮。
1361年前この場所で入鹿が殺され、
その知らせを受けた父の蝦夷は全てを悟り
屋敷に火をつけ蘇我氏は滅んだ。
 
時間は3時半を過ぎ、日が傾きかけた
明日香の村を通り抜ける秋の風が心地よくて、                    
私はしばし腰を下ろし、遠き飛鳥の時代に
思いをめぐらせていた。
子供たちは?
ふと、車を止めたあたりに目をやると、
石舞台古墳の土産売り場で買った
アイス&ソフトクリームを食べるのに                              まだ夢中だった・・・。

         CIMG1418.JPG 
         現場再現
 「入鹿覚悟!」剣(木の枝)でつっつく赤い服を着た
 鎌足の左手にはなぜかソフトクリームの容器が・・・?

全ての予定を終え、4時に明日香村を出発。
渋滞などもあり、岐阜に着いたのが8時。
少々疲れたが、今度行く機会があれば、
一泊してレンタサイクルでゆっくりと回ってみたい、
そう思うような明日香の村であった。

子供たちは古の村に吹く風を、肌で感じてくれたであろうか?

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