• 2007.9.16
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総裁候補

雨で野球の試合が中止になり、
久々に朝からTVを見ていた。
NHKの日曜討論とTV朝日のサンプロ。
出演者は自民党の総裁候補の二人。
現時点では圧倒的に福田氏が有利である。
どういうことを述べるのか興味津々であった。
しかし結果(内容の優劣)は30分でついてしまった。
NHKの番組で、9時25分頃
それまで少々劣勢だった福田氏、
経済問題の質問に対して
「自分としての考えはありますが、立候補を表明して
まだ日が浅いので、勘弁してください」
と自分の考えを述べなかった(言えなかった?)
具体論を言えない福田氏に対し、
現実、それに対する具体策、持論を
とうとうと述べる麻生氏。
後半の外交問題にしてもそうだった。
福田氏の言葉からは「良い方向に」、「よく考えて」
とか口に出ることは誰にでも言えることのみ。
馬脚を現したのは、靖国問題。
「私の考えでは・・・。」
おいおい自分が言える問題だけは言うのかよ。
10分前の自分の発言はどうしたの?
番組の後半は、余裕でニコニコ顔の麻生氏と
時折顔をひきつらせながら苦し紛れの
抽象論で取り繕う福田氏が対象的であった。
その後のサンプロでは、余裕綽々の麻生氏が
目立つばかりで、TVに映るのは、
国会議員の支持数とは全く逆の姿だった。
あげくのはてに福田氏は
「私は数日前まで(総理に)なりたいと思っていたわけでもなく
若い人(小泉チルドレン)を含めて皆に要請され
そこまで私を、というならば・・・」
だったら出るな!と言いたい。
十何年も国会議員でありながら、
一番長く官房長官を務めていながら、
この国をどうしたいのか、どうすればいいのか
具体策をいえず、言い訳ばっかりに
終始する姿は、滑稽でさえあった。
う~む・・・これが自民党国会議員の先生方が望む
選挙管理内閣のみの総裁なのか?
私はどちらを応援しているわけでもない。
どちらが好きと言うわけでもない。
麻生氏の肩を持っているわけでもない。
今朝のTVを見ての感想を書いているだけ。
これが小学校の学級委員とか、
中学校の生徒会長の選挙ならば
麻生氏が圧勝するだろう。
ましてや、国民投票の大統領選挙だったら
麻生氏が間違いなく勝つであろう。
今朝の福田氏からは明確なビジョンが
全く発信されないのだから・・・。
国家観というものが全く見えなかったな。
最後の質問が
・相手より自分がすぐれているところを一言で
麻生氏「キャラが立っている」
福田氏「年をとってはいますが・・・」
今朝のTVを見る限りは庶民の意識と
永田町の住民の意識とは大きな乖離がありそうである。
しかしTVを見ていて思った。
マスコミのとり扱い方で、国民感情とか
世論といったものは大きく左右する。
例えば北朝鮮問題。
田原氏は麻生氏に6カ国協議の件について
アメリカから「いい加減にしろって、2回も言われて
強硬姿勢をとるのは・・・」と言っていた。
今の日本の北朝鮮に対する姿勢を「強硬」???
何も分かっていない人ならば
日本はアメリカの言うことを無視して、
何か悪い事をやっているというふうにもとりかねない。
おまけに北朝鮮の災害での人道的支援についても
現時点でやらないのが悪いというようにとりかねない
論調で麻生氏に迫っていた。
氏はうまくかわすのと、正論で田原氏の質問
に対して応えていたが・・・。
憲法改正問題についても、
現憲法は60年も前に他国によって作られたもの。
60年前と今とでは、時代は違う。
憲法も時代ともに変えるのが当たり前の話である。
時代にそぐわない部分は変えなくてはならない。
私は生徒にも毎度のように言っている。
改憲、護憲だのごちゃごちゃ言わずに
日本人の手で、今の時代に合うように
新たに「創憲」すればいい。
話は戻るが、麻生氏の言うことはもっともである。
アメリカの傘の下で、40年間平和ボケして、
世界の常識から取り残されそうな
感覚のお役人と先生方の中では正論を言っている。
外交とはかつてルーズベルト大統領が言った言葉
Speak softly,but carry a big stick.
そのものである。
また、「握手する反対の手は後ろでこぶしを握っている」
とも言われているように、国益を背負った、
国民の生命の安全と、利益を守るための
言い方は悪いが、けんか腰の交渉でもある。
かつて香港返還のときの「鉄の女」サッチャーと
鄧小平の間でこんな会話があったらしい。
「もし香港で住民投票をして、イギリスに残りたい
と言う結果が出たら、イギリスは香港を返還しません。
その場合、あなたはどうしますか?」
「人民解放軍を香港に侵攻させる」
実はこの時点の事務レベルでは返還が決定していた。
つまり分かっていながらサッチャーは吹っかけてみた。
それに対し鄧小平は、有無を言わせない「No」を突きつけた。
これこそ国益を一番に考えた政治家の姿である。
今一番北朝鮮が困ること、
それが日本が持っている
経済制裁という「カード」なのである。
国益と言えども、国民が誘拐されているのが
分かっていながら武力行使で連れ戻せない、
そんな日本の、唯一の最強の武器なのである。
人道的支援も、末端の本当に困っている
人たちに渡ることなく、将軍様の政権が
生きながらえることに貢献するだけである。
もう忘れてしまった人がいるかもしれないが
北朝鮮とは、東北の上空を通過させて
テポドンを太平洋に落とし、
「いつでもミサイルを撃ち込みまっせ~」
とやった国でもあり、
「横田めぐみさんは死にました。
はい、これが彼女の骨でっせ~」
と言ってよこした骨が、
世界最高の技術のDNA鑑定で
横田めぐみさんの骨ではない、
と結果が出たにもかかわらず、
なんと逆に日本を非難する、
100%黒であっても白と言い張る
そんな信じられない国なのだ。
彼らは日本の「カード」はずしを必死でやってくる。
どうやら福田氏は現時点でははずす意向であるようだ。
ここからが本当の正念場であるにもかかわらず・・・。
話が逸れてしまったが、「強硬」と言う言葉は
全く当てはまらない。
北朝鮮問題については、国益に叶った
日本国としてしごく当然の姿勢であると言うこと。
それをアメリカが「ちょいと考えろ」と言ったくらいで
「強硬姿勢」とマスコミがミスリードしてはいけない。
アメリカが日本の立場なら
「拉致被害者を返さねば、ピョンヤンは灰になるぞ」
と本気で脅すであろう。
この問題ではアメリカは当事国ではないのである。
難しくこねくり回して書いてきたが、
簡単に言えばが、かつてのように盗んでいる事が
分かっていながら泥棒が「盗んでいない」と言えば
「あ、そうだったんだ」と納得し、「腹がへった」と言えば
飯を食わすような、お人よしの国になってはならないということ。
最後にテロ特措法について。
麻生氏の話は非常に説得力があった。
その中に私が生徒にも何回か話をしたことのある
世界の常識、日本の非常識の事例があった。
湾岸戦争の時の話。
日本は「金は出すが、血は流せない」と言って、
たんまりとお金だけは出した。
クウェート政府は後に、ニューヨークタイムズの紙面で
支援してくれた各国の国名を出して、お礼の広告を出した。
その中に「日本」と言う国名は無かったという事実。
国民の血税から一兆数千億の金を出したというのにだ。
何のために給油をしているのか?
諸外国から笑われない国に、せめてもしてほしいものだ。

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