試験対策講習会09秋

昨日終了した東長良中を除いて、これから期末・中間テストが目白押し。
今日の育真館は満席状態。
 
 試験対策1.JPG 試験対策2.JPG
皆がんばってはいるが、やり方が間違っている生徒がいた。
過去にもいた・・・成績が上がらない生徒。
問題を解いて、答えを書いて、そして次に進んでしまう。
説明をするとその場ではちゃんとやる。
しかし時間がたつと、また同じ事を繰り返す。
問題を解くまでが、勉強の下準備であり、
間違いが分かったところから、理解・暗記に努めるのが勉強である。
それをせずして、どうしても先に進んでしまう。
変わること、それが出来ない。
変わるということは、エネルギーが必要であるし、
時として苦痛であることも否定しない。
昨日までの自分と同じでいることは楽である。
「過去と他人は変えられない」
学志舎は変えるきっかけを作る場所である。
本人が変わることを支援をする塾である。
子供を変えよう、なんて傲慢な考えは3年前に捨て去った。
コーチングを学んでそう思った。
人は自分で気づかなければ、自分の意思で動かなければ
大きな果実は手に入れられない。
過去において成績が大きく伸びた生徒は、皆やらされていない。
すべて自分の意思で動くようになった。
だから同じ時間勉強しても、頭に入る量が全く違う。
そうなると、もうただ後ろから見守るだけである。
自分でレールを引いて、力強く歩いていく姿を。
いわゆる「ヤル気」を出すのは環境によって左右される。
その環境を、大人が作っていかなければならない。
しかし、やもすれば、ヤル気を逆にそいでいる大人が少なくない。
過去にさかのぼり、マイナスの観点の言葉を投げかける。
過去は変えられないにもかかわらず。
そしてその事象だけでなく、他の事まで話に巻き込んでいく。
もちろん失敗したときの反省を否定するものではない。
・・・反省はサルでも出来る?(笑)
大切な事は、「未来に向かってどうすればいいのか?」
これだけである。
未来に向かって、プラス思考の言葉。
××してはいけない、ではなくて、〇〇するといいね。
××と〇〇では本人の頭の中で創造・想像するイメージが全く違う。
さらには、子供は〇〇と言うことを分かっている。
「答」を自分の中に持っている。
ただ、邪魔するものがあってそれが出来ないだけ。
その邪魔するものを明確にして、その「答」探しの支援をする。
1回や2回の機会を持って、本人が変わるなんて思ってない。
中学生なら、15年近く生きてきている。
15年かかって作ってきた殻・カラーを持った大人に近い人間が、
心の底から「あ~変わらなければいけないんだ」「〇〇になりたい」なんて
よほど劇的なことがない限り、ありえないと思う。
根気よく、何度も質問をして、自分の中にある本当の答えを
見つけてもらうことが、大人の役割であろう。
ある意味で「力」「強制」によるものは一時的には効果はでるだろう。
しかし心からそうなりたいと思わなければ、限定的であり、持続性がない。
心からの想いに突き動かされる行動は比較にならない、パワフルである。
塾で過ごす時間は、学校で家庭で過ごす時間から比べれば
ほんのわずかなものである。
そしてかけられる言葉の量も、学校の家庭のそれに比べれば
ほんのわずかなものなのかもしれない。
塾で灯した小さな火を、家庭と学校で、さらに大きくして欲しいが、
そこまで贅沢は言わない。
これは3年前、子供達にアンケートをとった結果である。
「言われてイヤだった言葉・学校、塾編」 
「   〃           ・家庭編」
過去にこんな例があった。
3人兄弟の末っ子の中2の女の子、仮にAさんとしておこう。
上二人とは成績にずいぶん差があり、しかも下降線。
4月に入塾して以来Aさんは頑張った。
そして6月の期末試験の結果は、5科目で17点アップ。
授業日にAさん、担当教師に喜んでその報告をした。
しかし次の授業日では落ち込んでいた。
何があったのか?
うれしそうに報告した彼女に、お母さんはこう言ったのだった。
「何をそんな点で喜んでいるの。
 お兄ちゃんおねえちゃんが何点とってるのか分かっているの?」
その後の彼女がどうなったのか、ご想像にお任せする。
Aさんの努力を認め
「あなたが頑張ったことが、お母さんはうれしい」
こんな一言があったら、彼女の未来は大きくプラスに転じていたことだろう。
成績は氷山の一角。
海面に現れている少しの部分に過ぎない。
海中に隠れている、根本の大きな部分に大人は目を向けないといけない。
そしてその大切な部分を言ってあげなければならない。
小さな視点で物を見、それを指摘する大人の下で育つ子は、
ちまちまと小さく育つだろうし、
大局を見て、将来の方向性を一緒に語る大人の下で育つ子は、
その才能を自分で開花させることができると思う。
さあ、期末試験。
どんな結果が待っているのか、
大切なのは試験前日までのその過程。
 15の夜
 

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コメント

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  • コメント (2)
    • がま
    • 2009年 11月 28日

    中3の受験を控えた次男と一緒にこのブログを読みました。
    読み終えると次男は机に直行。見ると間違い直しをしていました。期末が終わったばかりで少し気が抜けていたのでいい刺激になりました。
    ありがとう 案山子さん。
    受験まであとしばらく。「見守っていて」「応援していて」と言う息子の言葉通り 息子がやりきることを信じて(内心は心配!)見守ります。

    • やまだ
    • 2009年 12月 02日

    がまちゃんコメントありがとう。
    お互い受験生の親として、子供を信じて見守っていこう。
    親が揺らぐと、子供はもっと揺らぐ。
    グッとこらえて、後ろで大きく構えてようね。
    何かあってもいつでも受け止めてあげられるように!

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