• 2006.6.11
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逆転サヨナラ

今朝5:30にカミさんの携帯のアラームがなった。
6時に今度は次女の目覚まし時計。
これで私は完全に目が覚めた。
 
中2の長女は中学の剣道部。今日は市大会で、7時前に家を出た。
6年生の次女は、バレーボールの公式大会。
カミさんはそのお茶当番。次女に頼まれ、私はクーラーbox
やらボールやらいっぱい荷物を車に詰め込んだ。                               次女とカミさん7時頃出かける。                                         今年高校に入学した長男は野球の練習試合。
昨日、福井商業と美濃加茂高校との練習試合で、一昨日                             試合用のユニフォームをもらって帰り「投げさせてもらえる」
と喜んでいたら、ぼこぼこに負けて出番がなかった、と悔しがっていた。                                                ぼこぼこに負けていたら、逆に出番がありそうな気がするのだが?                     今日の練習試合も登板チャンスがあるかもしれないと、                            彼はうれしそうに出かけていった。

そして私は野球とソフトボールの公式戦。7時半に家を出る。
このように、朝早くから山田家は、皆早々に出かけていった。
おっとまだ一人、スヤスヤ寝ていた次男は、きっとおばあちゃんが子守?
 
8時にグラウンドに着く。3塁側のダッグアウトに荷物を置いて
アップを始めると、審判の人が「あれ、ビクトリーズは第3試合じゃなかったか?」
なんとキャプテンが試合時間を間違えて連絡をまわしたのだった。                             そこで対面のグラウンドが空いていたので練習をすることにした。
打撃練習で外野の守備につく。飛球を追う。「オッ、今日は膝の調子がいいぞ。」                      ここで張りきりすぎたことが、あとで尾を引く・・・。
 
11時からすぐ近くのグラウンドでソフトボールの試合。
ユニフォームを着替えていく。5番レフト。
一打席目ライト前ヒット。すかさず盗塁。
2打席目四球、そして盗塁。                                                    2塁ベースの手前で右太もも裏側が「ピキッ」                                 古傷の肉離れの再発か?                                            野球の練習から、結構全力疾走をしていたことが
こういう形になろうとは。
次の守りからキャッチャーをする。
3打席目、レフトオーバー。全力で走れない私は
ゆっくり走って3塁にとまる。
相手チームからは「あれ、なんでホームまで行ってないの?」

ソフトボールは完勝。
そしてすぐに野球の試合に行く。
いつもはファーストだが、キャプテンと相談する。                                 キャッチャーをするか、ベンチを暖めるか。
突然彼が「山田さん、投げれませんか?」
投球をすると、右太ももに少しピリッと違和感が走るが                           走るときのような痛みはない。投げれないことはないぞ。
3回を目標に先発で9番を打つことにした。
試合前メンバー交換の後、じゃんけんに勝ち、私はいつものように後攻をとる。
私のじゃんけんはほとんど「グー」しか出さない。しかし勝率はすこぶるよい。
 
相手は私のチームが所属するリーグで一番強い
市内の某高校の野球部OBで作ったチーム。
うちのチームは今まで勝った事がない。
4月に私が「21世紀の教育を考える塾の会」
関西支部の研修に大阪へ行ったときにリーグ戦の試合があり、
その時もコールドで負けている。今日は郡大会のトーナメントの1回戦。
今日勝てば、来週試合があるにもかかわらず、
キャプテンは来週練習試合を入れていたのだ???

1回表、先頭バッターをショートゴロ。思いのほかストレートが走る。
しかし昨シーズン以来半年ぶりの登板で、まだコントロールが定まらない。
2番を四球で歩かせる。そして盗塁を許す。
3番は大きなライトフライ、タッチアップで進塁。
2死3塁で4番バッターを迎える。
カウント2-1からキャッチャーはインローに構え、シュートのサイン。
ボールは見事に構えたキャッチャーミットに吸い込まれていく。
内心「よし!」と思った瞬間、バッターが強振したバットから、
火の出るような強烈な打球がサード横へ。「やられた!」
しかしサードが瞬時に伸ばしたグラブに、ハーフバウンド
の強烈な打球は吸い込まれていった。ファーストに送られチェンジ。
しかしこのサードの好プレーで、この後のうちの守備がしまった。                        この後チームメイトの守りに、私は何度か助けられた。
 
3回表裏、両チームともスコアリングポジションにランナーを                        送るがチャンスをつぶし、0-0で4回裏。
1アウト満塁の絶好のチャンスで打順は私に。カウント1-3。
第一打席でストレートをレフト前にヒットを打っている私は、
スライダーに的を絞って打気マンマン。狙いはセカンドの頭の上。                       予想通りアウトコースのスライダー。                                       バットを出した瞬間「あ、しまった、ボールだ」・・・浅いライトフライ。
見逃せば多分ボールで、押し出しの1点が入っていただろう。
 タッチアップもできず、次の1番バッターも内野フライで0点。
 絶好のチャンスをつぶす。5回もチャンスをつぶし0点。
この流れは悪い。 

6回表、3番バッターから。2球カーブでストライクを取る。
握力が弱くなったのか、5回からボールがちょっと抜けるようになってきた。
追い込んでキャッチャーはアウトローへ構える。
サインは続けてカーブ。「ここは1球インハイのボールのストレートかシュートかな」
と思ったが、わたしはうなずいて、カーブをほおった。                            しかしボールはインから真ん中低目へ。 
鋭く振ったバットから、快音を残してボールはセンター前へ。
「いや~な予感」
カウント1-2から盗塁。キャッチャーの送球がショートバウンドになる。                 ベースカバーに入ったショートがはじく。その間にランナーは3塁へ。
センターからの3塁への送球がそれた。ランナーホームイン。
3塁のカバーに行かなかった私のミスでもある。
 
セカンドを守っていたキャプテンがマウンドに来る。
「山田さん、切れないでくださいね」
0-0で張り詰めていた、私の緊張感が切れるのを
心配してきてくれたのだ。
気を取り直して4番バッターに向かう。
しかし2-3から投げたカーブがすっぽぬけデッドボール。
5番にヒットを打たれ、6番を歩かせ、ノーアウトフルベース。
絶体絶命のピンチ。

「ここでくずれたら、勝ちはない。逆にここから0点に抑えたら・・・。」
空を仰ぎ深呼吸。ふと昨年長男にいわれた言葉が頭をよぎる。                     「お父さんはね、気づいてないと思うけど、疲れてくるとひじが下がる。                 スピードも落ちるしコントロールも悪くなるよ。」・・・なるほど・・・。

7番には外、内とカーブでカウントをとり、外のストレートでサードゴロ。
8番にも同じくカーブでカウントをとり、インのシュートでショートゴロ。
9番、キャッチャーはアウトローに構える。サインは今度は真っすぐ。
投げた瞬間「いかん!」ボールはど真中。おそらく前の二人に
カーブ、カーブと来ていたのを見てたので、カーブを予想していたのか、
しかし絶好球がきたので思わずバットが出たのだろう。
少し遅れて出てきたバットからはじかれた打球は、力なくライトへ上がった。

6回裏先頭の7番キャプテンが四球で出塁。
8番バッターがバントで送り、ワンアウト2塁。                                 同点のチャンスで打順は私。しかしあえなくボテボテのサードゴロ。
トップバッターがヒットでつなぎ、2番。しかし三振でまたチャンスを逸す。
7回表、相手を3人で切って最終回裏の攻撃。
ダッグアウトに帰った私は円陣を組み、檄を飛ばした。
「最終回だ、今日は絶対に勝つぞ。絶対にひっくり返そうな!」 
打順は3番バッターから。今日は全く当たってない。                             2-1と追い込まれて低めのスライダーを空振り。
ところが不規則にバウンドしたボールはバックネットへ。なんと振り逃げ。
私はキャプテンと相談してピンチランナーを告げる。 
4番バッターへの2球目、ショートバウンドしたボールをキャッチャーが前にはじく。
ランナーは2塁へ走る、レーザービームの送球。間一髪セーフ。                         4番バッターは、追い込まれたあとスライダーを空振り三振。
5番バッターは、ストレートに押されファーストフライ、2死2塁。

う~む・・・まずい・・・。
6番は今日2打席目に、ストレートを右中間に2ベースヒットを打っている。
彼も追い込まれ、2-1からスライダーの連投を3球ファールで粘る。
そして7球目のストレートがデッドボール。2死1、2塁。逆転のランナーが出た。
バッターは7番のキャプテン。彼は本来4番なのだが、
手首を痛めて今日は7番に下がっていた。 
6回の打席でピッチャーが嫌がって四球で歩かせている。
デッドボールのあとの「初球」だ、ストレート1本に絞って狙え!
少し高めの真っ直ぐ。
彼の渾身の一振り。バットからはじかれたボールは、ライナーでレフトの
左を抜けていった。2塁ランナー生還、続いて1塁ランナーも小躍りして生還。
 
逆転サヨナラ!!!!!!
 
最近負けがこんでいた我がチーム。                                      やっとの勝利が、今まで勝ったことがなかった現在実力、                         戦績ともリーグ№1の平均年齢20代の若いチーム。
試合後のミーティングで私は言った。
「今日はみんな本当によく守った。ありがとうな。
最後の寺野(キャプテン)の一振りは、みんなが頑張って守ったから                             出たんだろうな。」

今パソコンを打っている、この右腕はもう痛くて、肩の高さ以上に上がらない。
右足太もも裏側は、一面シップ。明日は近くの接骨院だな。(笑) 
投げていてみんなの「勝ちたい」という思いを背中に感じた。
その想いに、私も「絶対にゲームを壊さないぞ!」という気合で投げた。
ベンチからも控えの選手の声がよく出ていた。
チームが一体となって、緊張感の中で久しぶりにいいゲームができた。
 

          これだよ、これ!
  

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