高松塚古墳

私は6年生のときから切手収集を始めた。
文通週間、趣味週間、国宝シリーズをはじめとする
浮世絵・仏像などの美しい切手に見とれていたものだ。
中1のときに高松塚古墳が発見され、その美しい壁画の切手が発行された。
 

  
※写真撮影のため、34年ぶりに私の切手帳の保存シートから取り出された3枚組の高松塚古墳の壁画の切手 

この下段右の「男子群像」などに、人為的なミスで損傷を及ぼしながら文化庁は公表しなかったらしい。
人間は神様でないから失敗もする。間違いも犯す。
しかし、この件はあとがいけない。 

今朝の新聞によると、どうやらお役所ぐるみで、それを隠蔽しようとしたらしい。
損傷した箇所を、水でこねた土を塗って補彩。
そして報道機関に「自然劣化」とウソをつくことに「文化財部長了解」とか。
 
いい大人が失敗をすれば責任をとるのは当たり前。
それを責任逃れで、組織の長以下隠蔽工作するのはいかがなものか。
バレないと思ってウソをつくのだろうが、あまりに国民をなめてやしないか。
 
と言っても毎度毎度、お役人に、政治家にウソをつかれても
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」国民性なのか、
自分の損得勘定外のことには無頓着なのか、
たいした問題にもならず、責任をとらさずして                            霧散していく事件が多いような気がするのは私だけだろうか。
 
子どもの頃「嘘つきは泥棒の始まり」と言い聞かされた。
大人になって地位や名誉や、はたまた金のために
魂を売るような人間だけにはなって欲しくないな・・・。
 
壁画はもう元に戻らない。
しかしこの3枚の切手は、私の切手帳の密封シートの中で、
私が中1のときに買った状態のまま、色褪せることなく眠り続ける。

 

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