おかげさまで開校28年目を迎えました。

皆さん、こんにちは。

山田塾長学志舎のホームページへようこそ。
学志舎も開校以来28年目に入りました。
個別指導塾としてスタート、14年目に「自律指導」を目指す塾として舵を切りました。

今年の学志舎のキーワードは「勉強部活」です。
みなさんの多くは部活に入っているか、経験がありますよね。
お父さんお母さんもかつて経験した方がほとんどだと思います。
部活ですからときには辛くて、「もうやめてしまいたい!」と思うこともあるでしょうし、それを乗り越えて「続けてよかった」と思った時もあるでしょう。
また、楽しく、涙あり、笑いありの「部活」と呼んでしまおうという試みです。
部活ですから「礼儀」「挨拶」「言葉遣い」「時間厳守」はしっかりします。
また、指導者に、応援に来てくれた保護者に対して必ず「ありがとうございました!」と感謝の言葉を言います。
そして、競技に必要な技術の向上を目指します。

「感謝」の気持ちを大事にする…「心の教育」を徹底しています。

高校ラグビーの強豪校に京都の伏見工業高校(現 京都工学院高校)があります。
お父さんお母さん世代ではTV番組「スクールウォーズ」のモデル校といえばわかりやすいのでしょうか。
その年、伏見工業は全国制覇ができるチーム、優勝候補の筆頭と言われていました。
ところがなんと県予選の決勝で敗れてしまったのです。
翌年の伏見工業は、なんとか県予選は突破しましたが、前年チームに比べ小粒で、力も劣っているとの下馬評でした。
しかし、伏見工業はなみいるシード校を破り、あれよあれよとまさかの全国制覇をしてしまいます。
監督の優勝インタビューが印象的でした。
前年の敗退後、部員に3つのことを徹底したそうです。
それは何か?
「挨拶」「遅刻厳禁」「部室の掃除」
ラグビーの技術以前に生活として基本的なことですよね。
監督は「心」を教えたのだと思います。
前年のチームは力はありました。
しかしもしかすると、自分たちは自他共に認める全国制覇可能な強いチームだ、という受けて立ってやるという姿勢、そんな奢りがあったのではないでしょうか?
どんな時でも挑戦者としての気持ち、謙虚な心が欠けていたのではないでしょうか。
監督はそれを徹底したのだと思います。
いかに「技術」「力」があっても、そのバックにある「心」がしっかりしないと、活かされないということでしょう。

一昨年の夏の甲子園のアルプススタンド。
炎天下の元、汗でびしょ濡れになった応援団長のハチマキに書いてありました。
「必勝」…いえ違います…「感謝」

愛知の高校駅伝の強豪校に豊川工業高校があります。
監督は大会前、生徒たちに、それまでお世話になった人の名前を紙に書かせるそうです。
多くの生徒は、両親や家族、コーチの名前などを挙げます。
感謝している場面を真剣にイメージして名前を書く生徒がいる一方で、いやいや適当に名前を書く生徒もいます。
実はこの違いが実力の差となって現れるそうです。
感謝の気持ちを忘れずにいる生徒はレギュラー選手になる、もしくはタイムがどんどん伸びるそうです。

過年度のことです。
長良高校のA君は、12月の全統模試で全国現役5位の成績をとりました。
1年半前の2年生の夏に入塾した時には、校内で100番の生徒だったのです。
1月、センター試験の朝、5時に目覚めたA君は机に座り、地理の問題集をカバンから取り出しました。
しかしそこで思ったそうです。
「いや、違う」。
そしてA君は便箋を出し両親に宛て、今までの感謝の気持ちを綴り、試験会場へ送ってくれたお母さんに渡したそうです。
センター試験で正答率97%という驚く数字を残しました。
伸びる生徒は「感謝」の気持ちを忘れません

坐禅教室では一枚のプリントを渡す時でも、笑顔で「ありがとうございます」必ず言えます。
いくら勉強をして知識を取得しても、感謝の気持ち、豊かな心がなくては、その知識は活かされません
また、そのような心があって初めて、多くの知識が吸収されるようになります。
学志舎では年間を通じて「心の授業」や座禅研修をはじめとする様々な「イベント」を実施して、生徒の豊かな心を育んでいます

ここであなたに直接メッセージを送らせて下さい。

「目標」を持ち、そして「目的」を持つ

部活ですから技術を向上させて、優勝を狙いましょう。
すなわち、生徒にとっては志望校の合格です。
第一志望校合格そのためには当たり前の話ですが
まずは目標を持つ!
伸びる生徒は、目標を持っています
今度のテストで450点突破したいとか、。○○高校に行きたい、とか△△大学に行きたいとか。
その目標があるから頑張れます。
子供たちは必ず心の中に持っています。
「わからん」という生徒は存在します。
それは顕在化してないだけです。
コーチングによって、潜在意識の中からその答えを引き出し、具体化することで、前を向いて走ることができるようになります。

そして目的を持つ
目標と目的は違います。
目標とは、テストで5科目450点を取るとか、○○高校、△△大学に合格するとか、その区切りがあるものです。
ですからそこで終了します。
目的とはずっと続くものです。
例えば医者になることが夢のY君がいたとしましょう。

  なぜ450点以上とりたいのか?
      ↓
  ○○高校に入るため
      ↓
  なぜ○○高校に入るのか
      ↓
  大学に進学するため
      ↓
  なぜ△△大学医学部に入るのか?
      ↓
  さて、ここから先日の話を一つ。

当塾のコーチ研修会での話です。
コーチに、将来社会人となったとき、何のために君は仕事をするのか?という質問をしました。
岐阜大学医学部のYコーチの紙には「仕事を通じて、自分を成長させるため」と書いてありました。

私は問いました。
こんなことはありえないが、君が救急医療の現場にいたとしよう。
バイクの事故で一人の少年が意識もなく、血まみれで救急車で運ばれてきた。
ストレッチャーで手術室に行く途中、お母さんが「先生、先生は何のために医者になったのですか?」そう問われた時Yコーチは「医者という仕事を通じて、自分を成長させるためです」と言うか?

Yコーチはしばし考えきっぱりと言いました。

「『命を救うためです』と言います。」
「患者が回復したとしよう。その先に見えるものは何かな?」
「患者と家族の嬉しそうな笑顔です」
「じゃあ、Yコーチは何のために医者になるのかね?人生の目的と言いかえてもいいかな?」
「人の幸せ…です」
「そうだな、今まで、そして今もずっと学んでいるのは、人の幸せの為だったんだな」
「自分のために学ぶのと、まだ見ぬ患者でもいい、Yコーチが見る感謝の笑顔のために学ぶのと、どちらが頑張れる?」
「笑顔です」
「その笑顔を見てYコーチはどうなる?」
「幸せな気分になると思います」

さて続きです。

結局Yコーチは「人の幸せ」のために学んできた、そして医学部を目指したんですよね。
学んでください。
いっぱい知識を得てください。
豊かな心を育んでください。

そのフィルターを通して学んだ豊富な「知識」を、「智慧」に変えてください。
そしてその智慧を、あなたの周りの人のために、見知らぬ人のために、もっとスケールを大きく日本のために、世界のために思いっきり使ってください
あなたはそのために生まれてきたのです。
知らないことをひとつ覚える度に、わからない問題がひとつ解けるたびに確実に1歩、間違いなくあなたは目的に近づいているのです。

学志舎は日本を、世界を背負う人材を育てます。

吉田松陰最後に、私は本人ではなくその弟子たちが、幕末から明治維新で活躍した「吉田松陰」先生を師としています。
2011年5月萩に行き、念願の松下村塾を見てきました。
幽閉されていた三畳の間。
そこから明治維新は始まったのです。
松下村塾からそう遠くない、萩の藩校である明倫館は数千坪もあります。
多くの先生がいました。
150年間もの長い間、沢山の生徒を教えてきました。
生徒は上級武士の師弟、いわば出来の良いエリートばかりでした。
一方、松下村塾はわずか19坪たらず。
教師は松陰先生ともう一人。
教えた期間は僅かに2年半。
生徒は下級武士と町人。
それなのにあの激動の時代、命をかけて日本という国を、結果、諸外国から守ったのは、明治という新しい時代の礎になったのは、高杉晋作、久坂玄瑞、山県有朋、初代総理大臣になった伊藤博史をはじめとした、松下村塾の弟子たちばかりでした。
藩校明倫館の生徒は一人としていなかったのです。
何が違ったのでしょうか?
私は、過去の歴史を教えていた明倫館と、日本のあるべき未来の姿を塾生に見せた、命をかけて「心」を説いた松陰先生の差だと思っています。

身はたとひ 武蔵野の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」

これは先生が、斬首される前に江戸の獄中で書いた、有名な辞世の句です。
余談ですが、私は先生がこれを書いた日(安政6年10月25日)のちょうど99年後に生まれました。
私の夢は自塾から、先生のように、この地方を、日本を、世界を背負っていく人材を育てていくことです。
岐阜から総理大臣が出てもおかしくないと思います。
そんな気概で今後とも塾をやっていきます。

最後の最後に、これまで塾をやってこれましたのも、現在、そして今まで通塾してくれた生徒たち、支援してくださった親さんをはじめ、私にいろいろなことを教えてくださった全国のご縁のあった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
皆様のご厚意を忘れずに、塾という仕事に精一杯邁進する所存ですので、今後ともよろしくお願い致します。

2020年10月1日 学志舎 塾長 山田 勝登

   

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