Q. 東京大学の一般推薦入試に関して一言。

難しい質問ですね…。
発表では「2016年度入試から推薦入試を導入し、2次試験の後期日程は廃止する。
現在の東大には、受験学力は高くても学ぶ意欲が乏しい学生が目立つため、視野の広い意欲的な学生を獲得したいという。
定員は100人程度。
受験生は11月に、高校までの活動実績を書いた願書や高校の調査書、学校長の推薦状などを提出する。各高校が推薦できるのは1~2人。
1次選考を通った受験生は12月頃に面接を受ける。
1月の大学入試センター試験で一定の水準を満たせば、2月に合格となる。
東大は各学部で求める学生の基準を公表し、それぞれの教員が面接する。
「授業の内外で、幅広く学び、問題意識や深い洞察力を真剣に獲得しようとする人」が大原則。
ボランティアなど体験活動の成果も、入学後にやりたい学問や研究との関連性を問うという。
受験生の資質を吟味するため、面接は数時間に及ぶことも想定している。
記者会見した佐藤慎一副学長は「従来のテストで把握できない資質や、優れた人材を発掘し、多様な人材を採りたい」
また「対象は、物理学や数学、文学など特定の学問分野に強い関心や学習意欲を持つ人。
文科1~3類、理科1~3類の各科類に推薦入試枠を設ける。
推薦入試の合格者は、学生全員が教養学部に在籍する1、2年生の段階から大学院などの専門的な授業を受ける。とした。
東大を蹴る学生は、かつての医学部から、現在は米国のトップの大学への流出まで広がっています。
また、合格者は、現在首都圏付近の学生が3分の2を占め、地方の優秀な学生が集まらなくなっています。
この様なことも推薦入試を始める一因ではないかと考えます。
しかし、推薦入試で本当に人材が集まるのでしょうか?
校長の推薦状…東大を狙う生徒の中から、視野の広い意欲的な学生、特定の学問分野に強い関心を持つ学生を校長が選ぶ?人間がすることですから、うがった見方をすれば推薦枠はいろんな意味でのグレーゾーンに突入する可能性があります。
(他国のトップの大学でも、学力がなくともこのような制度で入学する場合がある)
大学側の面接ですが、特に理系、世界的な発明や発見を後にするような人、すなわち異常に秀でた人間-常識にとらわれない変人?を常識を持った人間が面接すれば落とされる可能性が高いと見ます。
例えば「相対性理論」を発表したような天才が、万一高校で推薦されても、大学側の数時間の面接の間に、舌をべろっと見せて合格内定を勝ち取るとは、考えられませんよね(笑)
またセンター試験で一定の水準…センターは高1・2年の範囲です。すると理系の場合、数3C、理科2がないわけでしょう。
そこが一番必要なのではないでしょうか?
おまけに「一定の水準」とはどの辺を差すのでしょう。
きっと今の足切りよりも下がると予想します。
さらに東大クラスの人間ならセンターで85%くらいは取ります。
すなわちどちらかというと平均的に取らなくてはまずいわけです。
2次試験では、東大はセンターの配点は他の大学に比べてきわめて低く、2次の結果で決まる大学と言えましょう。
それも50%とればよいのです。
すなわち、一つの科目で異常に取れば、他の科目で大失敗しても合格できるのです。
この方が、何かに秀でた学生をとれるのではないかと思います。
おまけに当たり前のことですが、2次試験は東大の独自問題なのですから、センターの一定水準という基準よりも、大学側が欲しい生徒を選択できるのではないでしょうか?
結論、推薦入試をするよりも、難関で狭き門の「後期試験」で取る学生数を増やした方が理にかなっていると私は思います。

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