夏期講習2019にあたって~生徒の皆さんへ~
左の図の様に、人は覚えた直後から忘れる動物なのです。なんと驚くべきことに、1時間後には半分、1週間後には3/4、1ヶ月後には4/5しか残っていないのです。
さて、左下の図を見て下さい。
塾で学習した後、帰宅後に間違った問題を見直すだけで1週間後に残る記憶は、やらない場合に比べ、40%程度違います。
例えば100の単語を覚えたとしましょう。
何もしない場合記憶に残る数 翌週→23
さらっと復習 翌週→60強
学習量で例えてみましょう。帰宅後間違った問題を復習したあなたは、図で言うと①の学習量で済みますが、何もしないあなたは①+②の量を学習し直さなければならないのです。
1ヶ月後とは定期試験のことです。
きちんと復習、ノートOK(テキストに書き込まずノートに書いて全問正解状態)を取っているあなたは、③の量の学習で済みますが、ノートOKを取っていなければ③+④の学習をしなければなりません。全く何もしてないあなたには③+④+⑤の学習が待っているのです。
「OK!学習法」でノートOKをしっかりとっていれば、試験前の学習が楽になるのがわかるでしょう。
この図は「OK!学習法」で「ノートOK」、「書き込みOK(テキストに書き込み全問正解)」、すなわちテキストの問題を100%理解・暗記をした結果の図です。それを単に2回復習とか3回復習では、青矢印が100%のところまでいかないので、やらねばならない学習量が増えるのがわかるでしょう。
(裁縫で例えると、OK学習法は波縫い・半返し縫いではなく、本返し縫いのイメージです)
さらに長期休暇の講習会ではダメ押しをして、90%の記憶量にすれば、範囲が広い学校の「実力テスト」、塾の「全国模試」中3の「岐阜新聞テスト」さらには最終の「高校入試」で結果に差が出るのは明らかです。
だから学志舎の生徒は範囲の広いテストに強いのです。
試験前に詰め込んで定期試験で高得点を取っても、実力テストで点数が出ない生徒がいるのはこのような理由からです。
試験前に楽になる、実テ・入試を勝ち抜く「OK!学習法」を使った日々の学習、最後のだめ押しの長期休暇の講習会、どうか皆さんこのことを頭にいれて学習して下さい。
きっとあなたの望む結果が得られるはずです。
学志舎の夏期講習を初めて受講される生徒の保護者の皆さまへ
学志舎の基本は「計画学習」にあります。
すなわち、自分なりに考え計画する→実行する→見直す→再度実行する。(*小学校5年生以上に計画学習を実施)
いわゆるPDCAの実施です。(P=plan D=do C=check A=action)
いつまでも手取り足取り何から何まですべてを与える、ということはしません。
勉強をするのは生徒自身だからです。
最初は誰でも分かりません。ですから、ある程度レールを引きます。
しかし、慣れれば自分でレールを引いてみることが大切です。引き方は教えます。
少々のゆがみはかまいません。というより小さな失敗はOKです。
失敗をして、それを自分で矯正する力をつけることが、そういう経験をすることが大切だと思います。
敷かれたままのレールを走り、失敗という失敗もせず、大人になって初めて失敗に出くわしたとき、どうしていいのかわからない。そんな人間にならないように。
繰り返しますが、大切なことは、自分の意思で実行することです。
いつまでも自分の考えを持たず受身で、指示を待っているような子供では、決して大きくは伸びません。
大きく伸びる生徒に共通しているキーワードは「自律」です。
これは私の23年間の経験(塾)から確信しているものです。
大事なことは、「手をかけすぎないこと」です。
過去に、可児高校の先生からこういう話を聞きました。
学校では常にテストを実施することで、それに関する宿題を毎日指定して出していたそうです。
あるとき「これでいいのだろうか」と思い、宿題を出すのを止めてみたそうです。
するとある生徒が「先生、宿題を出してください」と言ってきたそうです。
先生が「自分で考えて勉強してみたら?」と言うと、なんと「宿題を出してもらわないと、何をしていいのか分かりません」
先生は生徒の言葉を聞いた瞬間「ゾッ」としたそうです。
なぜなら中学のとき、その生徒は5科目で450点以上取っていたのですから。
そんな生徒が宿題を出さないと「何をしていいのかわからない」…。
よくよく話を聞いてみると、小学校~中学校にかけて塾へ通っており、塾で出る相当な量の宿題を一生懸命こなしていたそうです。
その延長線上に、その進学校があり、同じように毎日出る膨大な宿題を機械的にこなしていただけだったのです。その生徒が社会に出たときはたしてどんな人間として生きていくのでしょうか。
全く同じことが数年前に学志舎でもありました。GW 後に入会した岐阜高校1年のA君が、「何をやっていいのかわからない」、夏休み前には「どう計画を作っていいのかわからない」というのです。
中学時代はやはり塾で出された山のような宿題さえやっておけば、450点はとれていたそうです。
A君に現状分析をさせ、夏休み中にやるべきことを考えさせ、それを計画に落とし込みすることを教えました。
A君は何とか計画をたて実行しました。
しかし夏休み明けに彼は言いました。
やっぱり宿題を出してもらって、ぼってもらう塾が僕には向いてます」そして彼は当塾を去りました。
思いました…。
塾はこんな子どもたちに育ててははいけない。
自分で考えて行動できる近未来の大人を作る、いや生徒たちがそんな大人になっていくことを精一杯支援するのが塾の使命だと。
長い夏、思考錯誤しながら子どもたちは自分で立てた計画を実行していきます。
どうか温かく見守ってあげてください。
そして励ましてあげてください。
2019年6月吉日
追伸 皆さまに私の大好きな言葉を贈ります。
春が生まれた日に、おまえは生まれた。
いや、おまえが春を生んだ。
父の人生に小さな花が咲いた。
初めておまえの命を受け止めた時、あまりにせつなく、
あまりに無垢な重みに、父は一瞬たじろいだ。
その時、おまえの時間と父の時間はまっすぐにつながった。
おまえの喜びのために、父は働いた。
おまえが泣けば、おまえを抱いた。
おまえと同じものを見つめ、おまえと同じ速さで生きた。
しかし、いつか
おまえは、父の力の遠くおよばぬ人生を選ばねばならない。
ただ独りで、歩いてゆかなければならない。
いつか訪れる日々のために、父はこうつぶやくのだ。
飯を食え。空を見ろ。本を読め。
へこたれない体とおおらかな心。
そして、読書の習慣。
![追伸]()
想像力の遊び場を持つことで、生きる痛みは軽くなる。
本には悲しみの出口がある。
読書の喜びを知る者のいのちは磨かれる。
言葉との格闘は、人の生を深くする。
どうか、人生の途中で父のつぶやきを思い出して欲しいのだ。
飯を食え。空を見ろ。本を読め。
その時確かにもう一度、おまえの時間と父の時間はつながるのだ。
おまえのいのちと父のいのちはつながるのだ。
1991年5月5日ハートンさんの新聞広告「こどもに本を贈る日」より
春が生まれた日に、おまえは生まれた。
いや、おまえが春を生んだ。
父の人生に小さな花が咲いた。
初めておまえの命を受け止めた時、あまりにせつなく、
あまりに無垢な重みに、父は一瞬たじろいだ。
その時、おまえの時間と父の時間はまっすぐにつながった。
おまえの喜びのために、父は働いた。
おまえが泣けば、おまえを抱いた。
おまえと同じものを見つめ、おまえと同じ速さで生きた。
しかし、いつか
おまえは、父の力の遠くおよばぬ人生を選ばねばならない。
ただ独りで、歩いてゆかなければならない。
いつか訪れる日々のために、父はこうつぶやくのだ。
飯を食え。空を見ろ。本を読め。
へこたれない体とおおらかな心。
そして、読書の習慣。
想像力の遊び場を持つことで、生きる痛みは軽くなる。
本には悲しみの出口がある。
読書の喜びを知る者のいのちは磨かれる。
言葉との格闘は、人の生を深くする。
どうか、人生の途中で父のつぶやきを思い出して欲しいのだ。
飯を食え。空を見ろ。本を読め。
その時確かにもう一度、おまえの時間と父の時間はつながるのだ。
おまえのいのちと父のいのちはつながるのだ。
1991年5月5日ハートンさんの新聞広告「こどもに本を贈る日」より
私は夏になると、この3つの言葉を思い出します。
小学生時代の夏休み、目の前の海で泳ぎながら、見上げた空の青さと白い雲。
その後お腹をすかせ家に帰り、腹一杯食べたご飯。
そして夏休みのお約束、あまり好きじゃなかった宿題の読書感想文(笑)
そんな思い出からでしょうか。
プレジデント Family 名門校校長先生へのアンケート
「小学生が今やるべき3つの事」より *中・高生にも該当します
(立命館小、青山学院初等部、立教小、早稲田実業初等部、開成中・高、麻布中・高、海陽中、東海中・高、灘中・高、武蔵中・ラサール中・高、広尾学園中・高、渋谷教育学園中・高、神戸女学院中・高、日比谷高校他)
第1位 ◆考える習慣をつける◆
そのためのポイントを5つ
1.「読書」や新聞を読むこと、活字に触れる事
2.自然の中で遊ぶことやスポーツなどの「外遊び」で 豊かな体験を積むこと
3.「自分が好きな事に打ち込む」ことで自信を持つこと
4.経験したことを子供自身が「たくさん話す」こと
5.「規則正しい生活」を送ること
子供たちには伸び伸び大きく育ってほしいと切に願っております。
7・8月の日程
7・8月の時間割
夏期講習会参加の留意事項
一般生
⚫ 講習費は原則として8月月謝と併せて請求させていただきます。
⚫ 部活動等の時間帯が不明で時間帯を選べない場合、申込書にその旨を明記して、コマ数その他の欄
をご記入の上、ご提出ください。
部活動等の時間帯が判明次第、速やかにご連絡、ご相談頂き時間割を決定いたします。
記入後の振替もできます。
⚫ 遅刻、欠席の際は必ず授業1時間前までにご連絡ください。
欠席の場合の振替授業は、講習会期間中に可能な場合のみ行いますが、難しい場合は8月度授業の
期間でも結構です。
⚫ 昼休み、夕刻~夜の部をはさんで受講する生徒以外は食事を禁止しております。
飲み物は休み時間に、水・お茶に準ずる物を許可します。
また、飲食することができるのは、②~③、⑥~⑦の間に限ります。
⚫ 通塾の際は事故に十分気をつけてください。
また自転車は決められた場所に駐輪してください。
夏期講習2019課題(夏期講習の授業以外の課題・希望者)
【小・中学生】
漢字テスト
初めて参加の生徒はページ指定をいたします。
合格点70/76点 8/20までに合格すること。
不合格者は再テスト、居残り学習あります。
全国模試Apalテスト ※
全国模試に付随するApal問題を模試の受験前に学習します。
そしてその問題をテストを致します。
読書感想文 小学生限定 提出期限8/20
小学生限定(指定図書あり)
月刊朝礼 中学生限定 授業毎に提出
月刊朝礼 中学生限定 授業毎に提出
地理テスト
県名テスト(ひらがなOK) | |
県名&県都テスト(ひらがなは減点) | |
世界地理 | |
日本地理(ひらがなは減点) |
全問正解を合格とします。
* 小1~3年生で県名テストにチャレンジしたい生徒は申し出て下さい。
合否はありません。
夏期講習2019 受講料