学志舎の小学部
考える力、感じる力、喰らいつく力、土台になる基礎力を徹底的に鍛える、すなわち地頭(知能指数)を良くすることを含めた総合的な「脳力作り」をする期間だと考えています。
特に小学生にとって近未来の大学受験時の為の土台作りと言った方がよいかもしれません。
強固な土台を築いておけば、中学、高校に進学しても何も心配いりません。
パソコンをイメージしてみてください。
最新のソフトはメモリーが少ないと重たすぎて動きません。
小学生は中学、高校、大学と次第に重たいソフト(勉強)を動かさねばなりません。
メモリーが貧弱だとどこかでフリーズしてしまうのです。
中学時代数学が得意で、90点以下の点数を取ったことがない生徒が、高校で理系に進み、数Ⅰまでは何とかついて行けたが数ⅡBになった途端怪しくなり、数ⅢCではチンプンカンプンといったことは珍しくありません。
分かりやすく言えば、その生徒が頭の中に4G(ギガ)のメモリーを積んでいるとしましょう。
中学時代の数学(3G相当)では当然90点以上は簡単にとれますが、数ⅠA(4G相当)では目いっぱい頑張ってやっと理解できた。
ⅡB(6G相当)ではもうお手上げ、ⅢC(8G)ではチンプンカンプン何のことやら分からない。
こんな状態です。
この時期にしっかりとした大きな容量のメモリーを作るのです。
頭がよい人は何でも出来る、と言いますが、メモリー容量が大きいのです。
メモリーはまた作業机にもたとえられます。
机が大きく広いと、同時に2つも3つもの作業が並行してできますし、多くの資料を置けるので内容の濃い作品が出来ます。(作品=成績)
ただしこのメモリーの容量を作る学習過程は、前述のように大きなメモリーが必要となった時でないと分かりにくいものです。
ですから小学校時代の算数の計算、英検などの検定のように、目ではっきりと見えるものではありません。
しかし、この見えにくいものを子供たちの頭脳の中に作っていくことがこの時期最も大切であることは、長年にわたり多くの子供たちを見続けた結果強く感じることです。
これは高校生になって、「あのときやっていたから…」と振り返ることが出来るものかもしれません。
小学生にとって近未来の大学受験の時に充分に戦える能力を養っておく、それが国語力を中心とした、学志舎の小学生コースの考え方です。
各学習科目の具体的内容について
「ことばの泉」国語力プログラム *単科6,000円(税込6,600円)
学志舎の看板講座です。速読、すなわち情報のin put の速さは大切です。
さらに大切なのが、in putした情報を咀嚼して、文章に変換して書く作文、すなわちout putなのです。
これがあって初めて、国語力は飛躍的に伸びていきます。すべての科目の根本がこの講座に凝縮されています。
☆頭の回転の速い子を育てる ☆試験に勝つ生徒を作る
数学の文章題が苦手な子供に多く見受けられるのが、国語力不足で問題を読みきれていないということです。このコースは速読と作文練習を通じて最も大切な国語力、日本語力を養うことを目的としています。
● 速読聴
パソコンを使った、聞くだけの「速聴」ではありません。
また、パソコンの画面に流れる文章を見ての「速読」でもありません。良書を手にとって、パソコンで速く聞く速読聴です。
これが最も実践的で、効果の上がる速読方法です。普通の子供は読む速度が1分間に400~600字といわれています。
東大、京大、早慶をはじめとする難関大学に合格するレベルで、分速1500字以上、現役で司法試験に合格するレベルで2000字以上と言われています。
このコースの最終目標は分速3000字です。
● 大学入試共通テストはスピード勝負
過去の国語大問Ⅰ(現代評論)は7000字。平均分速では16分→速読者は4分で読む
速く読めるということは、試験のときに考える時間ができるだけではなく、普段の学習の時間の短縮にも役立ちます
分速400字と2000字の生徒では、同じテキストを読んで学習しても、その時間は5倍違うということなのです。
普段の学習に、試験に勝つ!速読なのです。
また、速読の効果として、集中力がつき、本を好きになる子供が多いのが特徴です。効果は早い生徒で3ヶ月くらいから現れます。
速読に付随して「語彙力」強化を行っています。速読で1トラックごとに語彙力強化問題があります。
それを解くことによって、速いお子さんは1年ほどで、1学年上の語彙力がつきます。
言葉の意味を正確に知る事は、読解力の向上につながることは言うまでの事もありません。
年2回、春と秋に「語彙力テスト」があります。
「ろんりの泉」国語力プログラム *単科6,000円(税込6,600円)
3年前の秋にリリースされました教材(文法)と、それを使って読解を深める教材を使用し、小学生が国語を分かりやすく学習できる新講座です。
① 考え方のプロセスを重視:考える力を養成するのが目的です。どのように読み、考えたかというプロセスを重視しています。
② 記憶のメカニズムに基づく構成:スパイラル方式で1ステップずつ積み重ねるように無理なく進行できます。学年にこだわらず学習できます。
③ 例文を作ったのが、理科・社会・英語・数学・国語の先生という多岐にわたり、そのため小学生が読んでいて面白く、豆知識にもなる取り組みやすい教材です。
④ 美しい文章が書けるようになります。「話し言葉」と「書き言葉」の違いを分かりやすく示した初めての教材です。
作文、小論文、エントリーシート、社会人になっての仕事にも役立ちます。
中学生
*さらにその目的が「論理の習得」であることから、文法的な知識など純粋に国語的なものは必要最小限にとどめ、日本語を正しく読む・書く・まとめる力の養成に主眼をおいて作成されています。
この教材の3部作を履修した後に「論理エンジン」を学習すると、驚くほど内容がよくつかめるようになります。
(中学生の成績上位者からそういう声が上がりました)
「想いの泉」国語力プログラム *単科6,000円(税込6,600円)
このプログラムは作文力をつける講座です。3つの作文で構成されます。
コボちゃん作文
小・中学校共通で、4コマ漫画 「コボちゃん」を使い、説明文の練習をします。100~150字でまとめる練習です。
最初の一文は短く、そして接続詞を使って次の文につなげる。
高学年になると直接話法は用いず会話を自分なりに文書変換して書くようになります。
これがうまくできると、高校受験レベルの小論文は難なく書けるようになります。漫画を使うことで作文が嫌いな生徒でも、無理なく入っていけます。
原則毎回1枚書きます。
ワークシート作文
この作文では基礎力を育てる、想像力を育てる、自分の意見をまとめる、そして思考力を鍛えます。
(例)基礎力
・言葉遊び作文―接続詞作文、○○記念日作文
・日記作文―他人日記、新聞貼り付け日記
・コピー作文―故郷PR作文、大好きCM作文
・想像力・なりきり作文―もしも校長先生だったら、寝ておきたら
・SF作文―透明人間、自分からの手紙
・ウソ作文―家で○○を飼っています、ちょっと自慢です
・思考力・スケッチ作文―日本地図を見て、テレビCMを見て
・ディベート作文―よい季節はいつ?給食をやめよう?
・反論作文―宿題は必要か?正直者はバカをみる?
*「宿題は必要か?」などでは、必要な立場と、必要でない両方の立場の意見を書く練習をします。
自由作文
この講座の核となる作文です。
毎回自由なお題が出ます。その中から自分で題を選び書きます。
最初は短い作文でも、先生の質問によって2枚目3枚目にはしっかりとした作文に変わっていきます。
以下は過去に出したお題の例です。
・今、「ありがとう」を言いたい相手は誰?ありがとうの手紙を書きましょう
・お母さんのおでんとコンビニのおでん、何が違う?
・最後の食事、と言われたら何を食べる?
・今日はとてもよい天気です。あなたは何をしますか?
・日本を外国人に紹介して下さい
・願い事を三つ叶えてあげると言われたら、何をお願いする?
・お正月の言葉を入れて作文を書いて下さい
・美味しいお茶の入れ方を教えて下さい
*この講座は、コンクールに出すような、所謂上手な作文を作成することを目的としてはおりません。
あくまでも、大学入試を見据え、国語力をつけることに主眼をおいています。
「エジソンクラブ」*単科6,000円(税込6,600円)
「基礎学習練習帳」「文章題」「計算練習帳」から構成される無学年式進級式の教材を使用します。
*基礎学習練習帳
読み・書き・計算の力が自然につくように構成されています。
問題の形式も変化に富んでおり、アドバイスや順序よく考えるためのアプローチなど様々な工夫が凝らされています。
また教科書準拠の教材のような、単元別で完全に区切られておらず、繰り返し繰り返し様々な単元で習ったことが出てくるので、しっかりとした学力が定着します。
掛け算の文章題のように、答えはあっているが、式の「掛ける数」と「掛けられる数」が逆になっているというような混乱も修正し、真の理解へと導けるような内容となっております。
また、しりとり、反対語クイズ、方陣、クリプトなど子供たちを飽きさせないコーナーもあり、数の概念が次第に身につく内容となっています。
*文章題
計算は強いが文章題はダメ。
今の子供たちは文章に触れる機会が少なく、TVとかゲーム、映像と音声の組み合わせから受動的に情報を吸収することが多く、活字を読んで内容を理解するといった作業が少ない生活をしています。
それが読解力の低下を招き、文章題が苦手な子どもを作る一因となっています。
文章題では、文章の要旨を的確につかんで分析して解答する力=「読解力+分析力」を養います。
例えば、同じページの中でも、足し算、引き算、掛け算、割り算、さらに概念、少数、分数を使って、時間の問題や長さの問題に関して解いていくというような変化のある内容になっています。
(準7、7、準6、6級=3年生に96項目の学習内容が盛り込まれている)
様々な問題を既定の時間内で(学年により1ページ5ないし7分)繰り返し読んで、意味を考えながら解いて行くことで、読解力と分析力が養われます。
また実力テストの結果により決定した級よりスタートするので、無理なく進められます。
*計算練習帳
この計算練習帳を徹底訓練することにより、子供たちの集中力とスピードが飛躍的に高まります。
5分テストで足し・引き・掛け・割り算を正しく計算できるように指導しながら、タイム計測をし、計算能力の向上を図ります。
まずは100問を2~3分でできることを目標に、何回も反復演習を繰り返します。
入塾当時100問を10分もかかっていた生徒でも、2年もすると、1~2分でできるようになります。
計算テストは通常の計算問題だけではありません。
お金、図を使った計算問題などもあり、数の仕組みを理解しながら加減乗除を行います。
また「数さがし」では数の合成、分解を中心に行いうので引き算が苦手な子も、知らず知らずのうちに得意になっていきます。
「いろいろ算」は、時間と時刻、長さ、重さ、分数、少数、かさ、図形、カレンダー、漢数字など、文字通り色々な内容で応用力をつけます。
エジソンクラブ「算数Ⅰ」 教材「スモールステップ」使用
個別指導教室を運営している先生が作った教材です。
以下の特徴があります。
・問題の配列は超スモ-ルステップ方式だから子どもにとってわかりやすい。
・最後に学校のテスト対策用の【まとめの問題】があるので定着の確認ができテストで高得点が取れる。
・わかってできることに焦点をあわせて作ってあるので応用力がつく。
・スパイラル方式だから意味を何回も確認できる。
・1日に何枚もの問題を解くため子どもに達成感が得られる。
・反復練習問題が多い。
・問題量が多いので定着が確実である。
・説明は簡潔でビジュアル化してあるのでわかりやすい。
・子どもの指導から誕生したので子どものつまずきや理解しにくいところに配慮してある。
エジソンクラブ「算数Ⅱ」 教材「エリート教室」使用
「エリート教室」は、小学生用のハイレベル教材です。
無学年式ですが、学年別に学習できるようになっています。
1つの学習範囲を6段階(ルーム)に分け、さらに6つのテーマとまとめに分割、編集されていますので、はじめてその単元を学習する子供に配慮された構成になっています。
「エリート教室」は、学習指導要領で定められた各学年の「基本的な学習内容」に加えて「発展的な学習内容(受験の基礎)」が盛り込まれた、公立中学に進学する上位層の生徒向けの教材です。
「論理エンジン」*単科6,000円(税込6,600円)
論理エンジンは「正しい読解力の仕方」を体系的にまとめたものです。
様々な言葉には必ず意味があります。その言葉を規則的に使うこと。
さらに一つの文にも必ず規則があり、それを理解し、訓練しながら筋道を立てて理解したり、説明したりすることが出来るようになります。
「論理力」を鍛えるのが論理エンジンです。
論理力は全ての教科の根本です。
「論理力」は国語はもちろん、全ての教科の学習において基礎となります。
算数では、問題の中に出てくる数の関係を論理的にとらえて公式に当てはめ、計算を順序立てて積み重ねることで答えが導き出せます。
論理力は車でいえば「エンジン」に当たる大切なものです。
当たり前の話ですが、車にはエンジンが搭載されているから走ることが出来るように、全ての教科において論理力があれば、正しく理解することが出来ます。
論理力を鍛え伸ばすことで、国語だけでなく、全ての教科の理解を深めることが出来ます。
小学生教科・受講料・お勧めコース
小学生教科・受講料(年長から対応しております)
(速読聴+語彙力) |
(税込6,600円) ※ことばの泉 ID使用料 半期6か月分 (前期4~9月、 後期10~3月) 1,500円 (税込1,650円) |
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(税込27,500円) |
小学生お勧めコース
通常授業で時間がない方には、「想いの泉」(作文)を夏・冬・春休みの長期休暇の特別講習会で学習することをお勧めしております。